先日、友人に都内の不思議なお店に連れて行ってもらった。
都立大学のAUS東京(アーストウキョウ)。
外からは想像のつかない雰囲気。
イクスクルッシブなサロンと言ったところだ。
最初、カフェと聞いていた気がしたのだが、一見何か食べられそうではない。
よく見ると奥にキッチンらしい場所があるが
ショールームのようで、食べ物の匂いがしない。
食事するのがもったいないようなテーブルに通され
イノシシとシカのカレーをいただいた。
ライスに竹炭が入っている。
途中で気づいたが、米と肉が重くない。
2007年から、外で昼食を摂ると
夜はほとんど食べられなくなった。
肉がもたれるのは20代からだが
米が重くなった。
実際、品種改良で
ミルキークィーンとかコシヒカリとかが、特に重くなっているようだ。
もちろんこちらのカレーは野趣溢れる味なのだが
スパイスとバランスがとれていて
重さを感じない。
しばらくすると
食べ物のことを忘れてしまった。
とにかく
「自分がこんなところにいて良いのか?」
と思うくらい、豪華かつ清浄な空間なのだ。
後日、イオンで「タスマニアビーフ」のヒレ肉を買ってきて、ステーキにして食べた。
この肉は遺伝子組み換えの飼料はもちろん、牧草に農薬も使っていないという。
そうしたら、やはり軽いのだ。
もう、食べている最中にわかる。
味わいはもちろん肉だが、魚を食べた時のような重さだった。
先の店に連れて行ってくれた友人は、一般的な肉に、飼育中の動物のストレスを感じると言った。
なるほどと思う。