カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

トリックスター

昨日、元姑の葬儀があり
遺影を見ながら、一つの時代が去ったのを感じた。

一族の中
私はひたすら陰の役割であり
その場の闇という闇を背負っていた。

彼らが明るく輝くほど
私の抱える闇は深くなった。

その役割が苦痛だったのだ。

その役割を引き受けるのは気が進まなくて
いつも私は尻込みしていた。


でも、それが終わったのを感じた。


私は、やり終えたのだ。


彼らは、私にとって闇だった。

私にとっては、私が光だったのだ。


いま闇に彩られる膨大な路面のテクスチャーすべてが

自分が何者であるかを伝えている。



彼らの中にゲリラのように侵入して、価値観を反転させる。



私は闇であり、それらをひっくり返すトリックスターであり、光だった。


亡くなったその人より、使命を果たした自分を労わずにいられなかった。


最後まで私は、その人にとって闇だった。