昨日、元姑の葬儀があり
遺影を見ながら、一つの時代が去ったのを感じた。
一族の中
私はひたすら陰の役割であり
その場の闇という闇を背負っていた。
彼らが明るく輝くほど
私の抱える闇は深くなった。
その役割が苦痛だったのだ。
その役割を引き受けるのは気が進まなくて
いつも私は尻込みしていた。
でも、それが終わったのを感じた。
私は、やり終えたのだ。
彼らは、私にとって闇だった。
私にとっては、私が光だったのだ。
いま闇に彩られる膨大な路面のテクスチャーすべてが
自分が何者であるかを伝えている。
彼らの中にゲリラのように侵入して、価値観を反転させる。
私は闇であり、それらをひっくり返すトリックスターであり、光だった。
亡くなったその人より、使命を果たした自分を労わずにいられなかった。
最後まで私は、その人にとって闇だった。