カノンはじめの「隠れたところもあまねく照らす」

祈祷師の下で事務員をしていた時に見た世の中の裏側や、バンパイアと暮らしていた時のこと、その他スピリチュアルなことやヒーリングなどについて主観的に綴ったブログです。

アドゴニーさん

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ちょっと日が過ぎちゃったけど、先日子どもの学校に
タレントのアドゴニー・ロロさんが来たのね。

横浜では「アフリカ開発会議・横浜開催記念事業」ってのをやってて、
1つの国を小・中それぞれ1校が紹介するのね。

で、せっかくだから「アドゴニーさん来ないかな~」って言ってたら、
なんと、招待する権利を獲得できたのね。
(さすが日本は言霊の国、言ってみるもんだ)

料理講習会もあって、保護者のみ
クスクスを作るところが見られるってんで、喜びいさんで出かけたのね。

まず体育館で講演があったんだけど、
保護者は20人くらいしか来てなかったかな。

「さんまのからくりテレビ」では、
つたない日本語でエロいことばかり言ってるヘンな外人
ってイメージがあったけど、彼は国費留学生、エリートなのね。
サンコンさんだってそういう感じの人だったよね。

そうしたら、やっぱり、話がおもしろい。
さんまさんにたくさんお世話になったこと、
彼のいたベナン共和国には海がないけれど、
さかな君との出会いで、海にすごく興味を持つようになったこと、
全国の温泉をまわっていることなど、
中学生が食いつくような内容を、うまく話していた。

決して形式的だったり表面的だったりせず、
彼が感じたことを、彼のことばで話していた。

何よりビックリだったのは、
気持ちを表現する手段の豊かさ、だった。

「あなたたちが笑うと、気持ちがわたしの中に入って来る、
それでわたしはみんなの元気をもらう」
「彼女(今の奥さん)に出会って、最初すこししか話さなかったけど、
それで彼女が自分の気持ちに入って来た」
そんな表現をしていた。

それと併せて、アフリカの子守唄で、
「あなたを泣かせるものがあるのなら、お母さんがそれを懲らしめに行く」
みたいな歌詞があることも話していたが、素朴でたっぷりとした愛情が感じられて、
今まで知らなかったけれど、アフリカの人々がそれぞれの気持ちを大切にして
表現する文化を持っているのが、伺えた気がする。

日本人は長いこと、気持ちをことばではっきり伝えて来なかったと思うのだが、
そういった表現を、彼は日本語でわたしたちに伝えたのが、すごく印象的だった。

あ、日本語でも伝えられるんだ、
と、虚を突かれたようだった。


アドゴニーさんの作ってくれたクスクスは、やさしいしっとりしたトマト味で
食べやすかった。
わたしはたまにクスクスをつくるけれど、それはモロッコのレシピで、
もっとパラパラしている。
「そういうのは、日本人が呑みこみにくいから」
初心者には作らないそうだ。

「日々日本人の舌を研究している」そうな。

(上の写真はいただいた名刺ですが、ボケていてすみませんm(__)m)