さて、放射線量のニュースばかりで、心配ばかりつのらせていましたが
対処法もある、らしいですね。
この本(写真上・左側)はその点から
先行きを少し明るくしてくれました。
ポイントは、『発酵食品』 ですかね。
乳酸菌などの有用な菌が
放射能を食べてくれるのです。
長崎の爆心地に近いところにあった病院の職員と患者は
味噌と塩のおかげで、一人の被爆者も出さなかったそうです。
捨てる神あれば、拾う神あり、ですかね・・
この本の著者・船瀬俊介さんには3度救われました。
一度目は、化粧品の毒から。
二度目は、狂牛病。
そして三度目がこれです。
結局日本人が、今まで続けて来た健康を保つやり方を続けていけば、
おおむねうまくいきそうです。(完全にじゃないかもだけど)
もう一冊は、中京大学教授・武田邦彦さんの著書です。
でも、エコな発電といわれている風力発電にも、マイナス面がないわけじゃないんだね。
低周波だかが出ていて、頭痛や目まいを引き起こすことがあるらしい。
何らかの代償ナシに、便利さは得られないってことなのでしょうか。
さて、先の船瀬さんは、九州の炭坑街のご出身です。
場所つながりで、(強引だけど)夏に見た映画もう一つ。
『炭鉱(ヤマ)に生きる』(2011年 萩原吉弘監督 70分)
祖父が炭鉱を持っていて、父もそこで働いていたので、自分のルーツを知る上で必ず見なければならない映画だと思っていた。
炭鉱で働いていた山本作兵衛氏の描いた『筑豊炭坑絵巻』が
ユネスコ世界記憶遺産となったことを記念して作られた映画である。
成金的なきらびやかさも一部で語られながら、産業としては廃れたことや
炭坑労働は辛く苦しいものといった暗部ばかり知らされてきたが、
この映画では、そればかりではなかった作業員の生活が、力強く、生き生きと語られる。
死と隣り合わせであったからこそ、生は鮮やかに輝くのだろう。
「アリのように小さな生涯だったかもしれないが、人生に一点の曇りもなく生きてきた」
というある作業員のことばが、救いに聞こえた。
でも、父母や祖父母、伯母や伯父、その他親戚や知人、多くの人から直接聞いた話、
そして自分の中に流れているもの、そのすべてを思うに、
やはり自分の中から暗さは拭えないのです。
それでも、
「お父さん、ありがとう」
とは、思いました。
いつか「田川市石炭資料館」を、見に行きたいと思います。